【暮らし】勝手に都市工学してみる

 長崎市の朝は他の都市同様、道路渋滞が生じる。その原因と対策を勝手に考えてみた。
 長崎駅前の道路は過去には九州一の交通量であった。
 航空写真上方(北)が駅。普通の駅と違いここは終着駅。写真左方(西)には旭大橋があり、車で進むと旧財閥の大企業がある。下方枠外には徒歩5分程度で県庁などの官庁街と船乗り場がある。駅前の交通量が減ったのは旭大橋を含む駅裏の経路が整備されたからで、良かったのだろうが…
 その代わりこの旭大橋東口交差点が通勤時間に南からの車で渋滞する。片側3車線と左折車線なのだが、左折車があふれてしまう。雨の日が特にひどくなる。
 原因は駅からの徒歩の人々が左折車両を横断歩道で通せんぼするから。雨だと傘のせいで通行人の密度が低くなるから余計に車が横断歩道を横切れなくなる。というわけで、エライ人たちはこの道路を拡幅するつもりのようだ。この角には数年前まで駐車スペースつきコンビニがあったが航空写真でも更地になっている。

こんな感じ。赤線のように拡幅するはずだ。

 しかし、それでは解決できないと思う。左折した先には信号があるが、それは左折したタイミングで赤。道路の幅を広げた分だけ一時的に収容できる台数が増えるだけのこと。もっと問題なのは横断歩道の長さが増えてしまうこと。その分、人並が渡り終わるまで待つ時間が延長する。

 左折車線にスロープを設けて横断歩道の上を越すように設計すると良いと思う。左折は常時青信号とする。
 車か人のどちらかを地下道にという選択が無いのはここが海抜1メートル海まで30メートルだから。
 別のプランとして、駅で降りた徒歩の人並がここの横断歩道を渡らなければ渋滞が緩和されるのだから、県庁を駅裏に移転させるという大胆な方法もある。
 エライ人のプランはどうだったのか楽しみだ。旧財閥大企業による通勤渋滞緩和に関する考察はほかにもあるがまた次の機会に。