肺がんの早期発見・早期治療に延命効果は無い

 まだ結論が出るほどの大集団の統計結果が出るには数年を要するようだが、本日のNY Timesの記事によると、CTスキャン検査により発見された肺がん患者はそれ以外の肺がん患者と比較して平均余命が長くなる傾向が全く無かったそうだ。
 早期発見されたがんは通常の場合平均余命が長くなるのだが、実は治療の有無にかかわらず早く発見された分だけ生存期間が長くなるのは当たり前のことですね。今回の結果では早く発見されても遅く発見された人と変わらない余命しか無かったわけでいったいどうなってるのか?
 積極的治療による副作用や合併症で死んでいる、つまり治療行為により殺されているかららしい。というわけで肺がんは未だ不治の病なので治療を受ける意味が無い。