Okehazamaの戦いの次に起こること

 「前原提案の具体的な中身はどうなっているんだ。民主党に出させろ」。小泉は党執行部や財務相谷垣禎一などに盛んに檄を飛ばし、並々ならぬ関心を寄せている。「いい加減な内容なら許さない」とこわもては崩さない半面、現実的で手応えのある改革案なら議員年金廃止と同様に「丸飲み」も辞さない気配を漂わせている。「提案してくれたんだから、具体的に出してもらってはどうだ。本当にいいものなら採用すればいい。いいものは採り入れる」。21日の経済財政諮問会議でも小泉はこう繰り返した。 

 清水編集委員の一連の記事はまるで官邸内でのやりとりを見てきたかのような臨場感がある。今の政局特に首相の狙いや政治手法に興味がある方でまだこの連載を見ていないひとは必読です。
 先の総選挙をTimeアジア版では「桶狭間の戦い」の現代版だと位置づけていた。桶狭間では信長が鉄砲を持ち込んで圧勝した。また、信長は抵抗勢力を孫の代まで根絶やしにした非情さでも知られている。歴史の流れに沿うと信長は本能寺の変で部下の明智に討たれ、そのあと関が原の戦いで徳川の時代が始まる。そして、足軽が簡単に武将を討つことのできる鉄砲は作られなくなってしまう。
 今回福田康夫氏が主要ポストにつかなかったのが最大のサプライズ人事だと思うが、首相がなにを想定しているのかとても気になる。今の主要な政党は、一年後に解体再編成することになるのではないだろうか。そのとき天下を取るのは、、、
 わたし福田ファンです。あのゆるぎない物言いができるようになりたい。