故障じゃなく誤表示

 東京都大田区のJR京浜東北線の踏切で2人が死傷した事故を受けて、JR東日本は26日、現場の踏切に、「『こしょう(故障)』表示が出ている場合でも危険なので絶対に渡らないで下さい」と警告する看板を設置した。

 同社管内の約6090か所の踏切は、30分間(単線の場合は15分間)にわたって警報機が鳴り続けると、自動的に故障の表示が出る仕組みになっている。実際には故障していなくても、運行ダイヤの乱れなどで電車がひっきりなしに通過していれば、同じ表示が出る。このため、踏切の故障と誤解した人が遮断機をくぐってしまう可能性も事故後、指摘された。

これって、壊れていないのに「こしょう」と表示されるわけだから、誤解もへったくれもなく、間違った情報を伝えているわけです。看板は6090か所全部につけるべきだし、早急に機械のファームウェアをアップデートしなければならない。企業の社会的な責任に対する認識が甘い。
そもそもが運行ダイヤが乱れることが「想定外」なことにJRという集団の自己誤認がある。
最初は雪印乳業だったのでしょうか?20世紀も終わりに近づいたころから、集団の利益を守るために社会貢献を二の次にする組織がどんどん出てくる。社会に対する背任をあからさまにする次の集団はどこか?いつになったら日本人が集団に属したときの無礼なふるまいは終わるのか?