箭内 昇氏曰く、

リーバイシュトラウスは、社内の倫理委員会がスリランカの工場で就学年齢の11−13歳の子供を働かせているのを告発した。子供たちは現地の家族にとっての重要な現金収入をもたらす働き手であるから、工場閉鎖すると影響が大きすぎる。
経営陣がとった結論は学校を設立し、卒業するまで給料を払いながら勉強させて卒業とともに工場に戻した。

企業利益に反すると異議を唱えた株主からは株を買い取り、ついには非公開会社にしてしまった。

企業利益より社会に対する責任を全うすることを選んだのである。