ユーザビリティ考

【その1】ATM検索
以前外国人に頼まれてある都市銀行のATM近くにあるかどうか調べて欲しいと言われ、銀行のHPよりATM検索を利用してみた。

  1. 県を選択してください
  2. 市町村を選択してください
  3. 町を選択してください

ATMはありません。→もういちど最初から検索する

なんじゃこれ!狭い町にないことはわかったがとなり町にあるか不明。主要な繁華街を試しに入力するはめに。どうやら県内に1機もないらしい。
結局、郵便局のATMで利用できるという情報が入ってきて検索終了した。
使う人の立場からすれば選択したエリアに何機のATMがあるか教えてくれたなら、それ以上検索を進める意味はない。
幸いわたしはその銀行に口座を持たないのでこれくらいにしとこう。

【その2】エレベータのボタン
昔からまったく改善される気配がない上下、開閉ボタンの配置。動物にない人間の特性として、似ているものを根拠なく選択する。ドアが閉じようとしているとき人が走りこんできた場合、正しく開ボタンを選択する率は60%程度のように体感。ランダムにどちらかを押す場合は50%だが、それとほとんど変わらないのでないか。エレベータに乗り込む前に上下ボタンを押し間違える頻度はそれほど高くない。上下ボタンは緊急のタイミングで押さないから。
つまり設計者側はユーザーがとっさの判断で開閉ボタンをよく押し間違えることをまったく考慮していない。

わたしが考えるに開閉操作はボタンでなく取っ手レバー式スイッチがよいだろう。両開きでも片開きでも直感的にわかりやすい。あるいは、開きボタンをおしていなければすぐ閉じるようにし、閉じボタンをなくせばいいのだけど、日本では閉じボタンをすぐ押すのがマナー化してるから難しいかも。日本人はエレベータの乗客になっているときはとてもせっかちだ。