冬のソナタ 感−−−髪型と化粧

 ストーリーは知らないが当時NHKに貼ってあったポスターからあふれる極東の男の不自然さに圧倒された。
 悲劇の主人公は、いつ、どういう頻度で髪を茶色に染めるのか?悲劇の日々の中にあって美容院で月一カラーリングしてるのか?悲劇の日々の中にありながら自分の意思で茶髪のほうがかっちょいいからと思って染めてるのか?韓国や日本ではボーっとした主張のないやつが髪切りにいくと、デフォルトで茶色にされるから、というのも考えられる。ぺ・ヨンジュンは茶色い髪で演技するのは嫌だったそうだ。結果極東ではヒットしたわけで、プロデューサーの市場を見る目は的確だった。その不自然さに気づかなくてジーンとしている市場の目は節穴。
 日韓の男の髪型はずぼらで髪を切りにいかない中途半端な長髪、のようにみえてそうでない。NYCで会う日韓人は髪型や色が変なのですぐわかるくらい。両者は似てるので話しかけない限り区別できない。役者やビジュアル関連の仕事でないやつでも装いに気を使いすぎてる。習慣を維持しようとする。松井秀は3年過ぎてまだ真ん中分けだが、アップするようになりようやく不自然さが少なくなった。しかし、髪関係でシャンプーとかセットとかかなり「無駄な」時間を使っていることが見て取れる。来期は坊主にするかも。これら日本人男性の外観、および外観への関心の高さの不自然さをあからさまに認識するようになったのはソルトレークシティ冬季オリンピック。なんでおのれら不自然な中途半端に長髪で茶髪なんじゃ?練習とかしとるん?おのれの眉はなにか?自分で毎日手入れしとんのか?極めつけはスピードスケート清水が期待された色のメダルを取れずに「今なにを一番したいですか?」への答え「美容院に行きたい」。だいたいおのれは滑らせると速いがルックスは最低なの。茶髪にしたり眉剃ったりして、外観に気を使ってます時間割いてます、と周囲にわかるようにデモンストレーションしてなんかプラスになるのか?サッカーの中村俊輔は髪型ずっとキノコで変だ。あいつはもし「坊主にしなけりゃWC代表に選ばない」と言われたらWCをあきらめるタイプで、成功はおぼつかないだろうという印象を持ったが、このごろ成功してるので髪型に気ぃ使いすぎるのはあまりよくないというレベルの話。こういう流れは変わらないだろうから次の冬季オリンピックからは、芸能人のサポーターが放送で応援するより、専属の一流美容師(話術一流)団を選手数と同じ数だけ連れて行くべし、これでメダルわんさか
 話ソレた。NYCで会う日本女性はレベルが一段上。顔だけ、つまり耳から前、あごから上だけ化粧厚塗りしていて色が違うもん。不自然を通り越して怖いわ。舞台とか撮影とかするときの化粧でしょ、それ。だいたいあなた、専業主婦だし。実世界で見るとどうなのかわかってない。韓国女性はどうなのかわからないが、そのような化粧しないで外に出るのは服着ないで外出するのと同じ、と考えてる日本人女性は特別目立つし、絶対日本人。
 帰国して3年過ぎたこのごろ、それが普通なことなので出くわしてもびっくりしなくなりました。