[暮らし]新型Fluが発生したら

大使館、在外邦人にタミフル配布へ 新型インフルエンザ

いまだに帰国届を出しそびれ、大使館よりのメールは届くし、現地に居ることになったままだ。在外邦人の数を把握してない外務省。

政府の行動計画では、

このウイルスが国内で流行した場合、死亡者が17万〜64万人にのぼると予測している。
これを読み飛ばしたひと、よおおく読んでみてちょ。

タミフルが十分供給でき、適切なタイミングで投与できた」場合でこの死亡者数。ご存知だと思いますが、新型ウイルスは、人から人への感染を成立させるよう変異する鳥インフルエンザウイルスでまだ発生は確認されていない。今年発生しなくても数年内に変異して伝染性を持つようになる確率は非常に高い。わたしは昨シーズンに発生するかもと思っていた。
SARS流行したときに整備が進んだ大規模病院の隔離設備は、発生国より発症者の入国と、それに続く小アウトブレイクを想定したもので、新型ウイルスによる世界的大流行(pandemic)の患者を隔離することは想定外。収容がまるで追いつかないことが予想される。それから死体安置、火葬場、お寺のお坊さんなど、人間の死をプロセスする社会システムのオーバーフローが心配だ。ただの死体でない、無防備で近づくと感染する危険があるのだ。ハリケーンカトリーヌが直撃したニューオーリンズ市の警官の一部のように、死をプロセスする職業の人が身の危険を感じて現場放棄する可能性は十分ある。
昨シーズンより今シーズンのほうが備えは進んだ。来シーズンだともっと備えが進むだろう。発生が遅れることを祈るしかない。