子育てにかかるコストをどこから捻出するか?

すし詰め状態の学童に、そもそも息子を入れていいのか。大事な時期をのびのび過ごさせてやりたいのに――。考えた末、先月、親にSOSの手紙を出した。

子育てと就業を両立させることへのさまざまな障壁について考えさせられます。子育ても含め、すべての建設的行為(プロジェクト)は「金」と「時間」の両てんびんに縛られます。育児期の親の仕事負担と給与を減らして育児のための時間を生み出すこと、あるいは、親は仕事に集中したまま、つまり育児に時間を割かない代わりに、子供の面倒をみる行為に対して報酬を支払うか、どちらかを選択するしかない。今の日本は仕事をやめる以外の選択肢があまりないことを感じた。コストをかけない公共の学童保育の充実も大事であるが、コストをかけた学童保育のプロ的業態があってもいいように思う。とにかく、隣近所のコミュニティー全体で子供の面倒をゆるく見ていくという昭和半ばまでの構造は現在の都市部では崩壊してしまった。子供を一人で放置してはいけない。
かといって、母親が専業主婦であっても、感じ悪く育つ子たち、たくさん見ますよ。ただ大人がいっしょに居て罵倒してるだけではだめなのです。